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ロンドンで滞在した民家
2018年1月30日

ライフデザインを考えるヒントは「旅」の中にあった! ミライカレッジ講師・加形拓也さんが体験した、世界一周の旅をご紹介(後編)

ミライカレッジ講師・加形拓也さんは、今年、家族と一緒に約2カ月をかけた世界一周の旅を経験しました。後編では、旅することで得たライフデザインの考え方や、旅を終えた後の生活の変化をお伝えします。

前編はこちらになります。
ライフデザインを考えるヒントは「旅」の中にあった!加形拓也さんが体験した、世界一周の旅をご紹介(前編)

 

シェアリングエコノミーにより身軽な生活が実現。ライフデザインの自由度が高まる時代へ。

加形さんが旅で利用したのは、民泊やシェアライドといった「シェアリングエコノミー」によるサービスです。これにより、宿泊先の選択肢が大いに広がり、ホテルがないようなエリアを訪ねることが可能に。コストを抑えつつ身軽に移動し、各国の暮らしを肌で感じる旅を実現しました。

イングランド南部トットネスではこんな広大な庭がある家も民泊で(イングランド南部トットネスではこんな広大な庭がある家も民泊で)

 

こういった「シェアリングエコノミー」の恩恵を受けたことで、加形さんの中で生まれたのが、「旅先だけでなく、普段の生活でも身軽でコンパクトに生きていける」という感覚です。

氷点下10度のニューヨークから、25度のスペインまで。家族4人・2か月の取材旅行をこれだけの荷物で旅をしました(氷点下10度のニューヨークから、25度のスペインまで。家族4人・2か月の取材旅行をこれだけの荷物で旅をしました)

フランス南部の民宿にて。結局家族でこれだけの荷物があればずっと暮らせることに気づきました(フランス南部の民宿にて。結局家族でこれだけの荷物があればずっと暮らせることに気づきました)

 

家やモノはシェアし、情報はオンデマンドで得ることで、ストックを持たないライフスタイルを選択できる。そんな時代の中で、住む場所や仕事を選ぶにも、大きな勇気を持たなくてもよく、もっとライフデザインが身近なものになるのでは?と加形さんは感じました。

 

帰国後にさっそく始めたことは、家探し。旅で得たシェアの発想を取り入れ、新しい暮らしのスタイルをスタート

日本に帰国し、加形さんがすぐに行動に移したことは、神奈川県の三浦半島の南端での家探し。古い家をみつけて修理も楽しみながら暮らしています。

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三浦は人口減少が続く町。まだまだ注目度は低いですが、その分、住んでいる方は熱い思いをもって面白いことをしている方も多く、掘り出しものの空き家がたくさんあるのだそうです。
現段階では完全に移住をするわけではありませんが、休日を中心に東京と行き来し、家族との時間や自然との触れ合い、地域のコミュニティに関わる時間を作ろうと考えました。

歩いてすぐのところにあるみかん園(歩いてすぐのところにあるみかん園)

 

東京の家も三浦の家も、荷物は極力減らし、自分たちが不在のときには貸し出すことで、その家の魅力を多くの人に楽しんでもらいます。約2カ月の家族との旅を経て、新しいライフデザインの一歩を踏み出したのだそうです。

 

ビジネスチャンスが身近に生まれる時代。遠くを探すよりも、目の前の仕事を大切にすることが次の展開への近道。

米国やヨーロッパの町に滞在したとき、加形さんは個人が小さな店舗を持ち、手作りの商品を販売するマーケットに出合いました。

ロンドンの週末マーケットにて。手作りのベビー用品を売る屋台(ロンドンの週末マーケットにて。手作りのベビー用品を売る屋台)

イングランド南部トットネスの市場 “tp”と書かれているのでは地域通貨OKのサイン(イングランド南部トットネスの市場 “tp”と書かれているのでは地域通貨OKのサイン)

 

小さな資本でも自分のやりたいことをビジネスとしてスタートできる時代であることを、各地で実感しました。
こうした小さなビジネスが林立する時代には、情報化時代とは一見、反するようですが、身近で縁のある人を通じて仕事の声がかかり、発展させていくことが可能になります。
そこで、加形さんが大切にしたいと思ったのが、「目の前の仕事に、全力で取り組むこと」。毎日の仕事で得た信頼が、未来へ続く道筋になると感じ、仕事への思いを新たにしたそうです。

 

自分に向き合い、未来を描くきっかけになる「ライフデザインの旅」

ライフデザインについて、さまざまなメディアから情報が得られる時代ですが、未来を描くのに何から始めたらよいかわからない場合は、加形さんのように旅をしてみるのも一つの手段です。
自分の目で得た情報と、そこから得た考え方や感覚は、人生を考えるときの指針となります。また、さまざまな出会いにより、おぼろげにイメージしていたことが現実のこととして腑に落ち、前向きに一歩を進める手助けになるかもしれません。
間もなくやってくる2018年。ライフデザインのヒントを見つける旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

前編はこちらになります。
ライフデザインを考えるヒントは「旅」の中にあった!加形拓也さんが体験した、世界一周の旅をご紹介(前編)

 

話し手
加形 拓也 (かがた たくや)さん

(株)電通/(株)電通デジタル チーフマーケティングプランナー
東大先端研×電通デジタル 共創イノベーションラボ 主任研究員

<略歴>
千葉県出身。東京大学経済学部卒。
(株)電通、電通デジタルにて日本国内、海外問わず、あらゆるクライアントに対する商品開発・マーケティングサポートプロジェクトを担当。自治体顧問、NPO代表として、非営利団体、まちづくりなどの分野にマーケティングの考え方を適用する仕事にも取り組む。趣味はウクレレと相撲。相撲仲間と日本ビーチ相撲協会を設立し、夏はビーチでの相撲イベントのため全国巡業の日々。

<著書・寄稿>
日経BP社『テクノロジーロードマップ マーケティング・流通編』

共創イノベーションラボ
https://co-innovation-lab.jp/