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2018年9月28日

もっと自由に、楽しく学びたい!海外における女性のライフデザイン事情は?

人生100年時代と言われる昨今。日本では特に少子高齢化の課題を踏まえて、女性の社会的活躍の必要性が叫ばれるようになってきました。

現在働いている人もそうではない人も、これからの人生を長期的にとらえて、自分はどうしたいか・そのためにどうすべきかを考える「ライフデザイン」が一般的なものに。

そもそも、「人生100年時代」の潮流が起こるきっかけとなったのは、リンダ・グラットンのベストセラー本「ライフ・シフト」です。リンダ・グラットンは、ロンドン・ビジネススクールの教授であり、数々の著作を発表しています。

長い将来を見据えて、一人ひとりがライフデザインを考えていこうとする動きは、海外においても大きな流れになっているのでしょうか?

 

書籍から読み解く!海外ライフデザイン事情

ライフデザインについて、海外の人たちはどのようにとらえているのか、ベストセラー本からその傾向を探っていきましょう。

 

ライフデザインを考える先駆けとなったイギリスの「ライフ・シフト」では、人生100年時代を迎えるにあたって、3パターンのライフモデルが年代を経るごとにどうなっていくのかシミュレーションしています。この本からは、

「80歳の平均寿命を前提にすると、どのようなキャリアの人であっても、生涯同じ職場・同じ仕事に就いているということはあり得ない。常に先を見据えて、スキルアップのための勉強や自己投資は必要」

というメッセージが伝わってきます。

 

また、アメリカ・スタンフォード大学発「20歳のときに知っておきたかったこと」(原題:What I wish I Knew When I Was 20)は、同大学で起業家精神とイノベーションを教えるエグゼクティブ・ディレクターのティナ・シーリグの著作です。

ティナ・シーリングは本を通して読者に新しい視点を持つよう促し、困難をもチャンスに変えて、素晴らしいライフデザインを描いてほしいと記しています。

 

アメリカから世界的なベストセラーとなったシェリル・サンドバーグ著の「リーン・イン」。Facebook社COOでありフォーチュン誌「世界で最も有力な女性50人」、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた著者が、女性たちに向けて「リーダーになることをあきらめないで」とエールを送った1冊です。

現在の社会的地位になるまでの過程で、葛藤や困難を経験し、同時に女性として幸せな家庭を築いてきた著者ならではのアドバイスが綴られています。

 

こういった本から、海外でも人々が働く期間が長くなってきたこと、今後ますます女性の活躍が広がるであろうことがうかがえます。

 

海外ではライフデザインのワークショップが多数! 

海外の女性たちは、本を読むだけではなく、ワークショップやコーチング、カウンセリングなど、より良いライフデザインを実行するための活動にも意欲的です。

 

一例をご紹介すると、スタンフォード大学の「Stanford Life Design Lab」では、学生向けに多数のワークショップやイベントを行っています。本やオンライン講座、ビデオでの学習も可能。在学中の大学生活はもちろん、将来的なライフデザインを自ら設計できるような学びを提供しています。

 

イリノイ大学リベラルアーツ&サイエンス学部でも、学生向けにライフデザインを学ぶ「The Life + Career Design Lab」があります。これは、学生たちが想像力を身に付け、各自の学習経験と人生を結びつけられるようになることを目的としたラボ。情報発信のほか、専門スタッフが学生の研究や留学、ライフプランニングの相談にのってくれるそう。

 

一般の人や企業向けに用意されたワークショップもあります。「FULL AEON」は、デザイン・瞑想・心理学の手法を用いて、目的達成のためのライフデザイン設計をサポートする組織です。一対一のコーチング、企業でのワークショップなどを行っています。

 

日本と比べると、海外では若いうちから個々人が自分の人生について考え、理想とするライフデザインを設計する動きがあるようです。そして、気軽に体験できるワークショップやイベントが多く開催されていることが分かります。

 

参考:
Stanford Life Design Lab

The Life + Career Design Lab

FULL AEON

 

「ライフ・シフト」のブームが海外から起こったように、欧米では日本よりもライフデザインに関する学びが身近なものになっているようです。

 

日本ではまだ、ライフデザインの学習機会やワークショップがそれほど日常的になっていませんが、興味関心を持っている人は多いはず。自分なりのライフデザインを築いていきたいですね。