仕事に家事、そして育児と一人で全ての役割をこなすシングルマザー。毎日頑張っているからこそ、誰かと支え合いたいと思うものです。
「癒しが欲しい」「素敵な恋愛がしたい」と感じる一方、毎日が慌ただしく過ぎてしまい、恋愛をしている時間や余裕がないケースも多いことでしょう。
でも実際に、シングルマザーから再婚した方、彼氏ができて恋愛を楽しんでいる方もたくさんいます。
前向きに、新しい恋愛を始めたいと感じている時こそチャンス。
Contents
シングルマザーの恋愛事情は?
シングルマザーの場合、子どものことが気になって新しい恋愛を始める一歩が踏み出せないケースも見られます。
「子どもが嫌がったらどうしよう」「子どもがいる私を受け入れてくれる男性がいるのだろうか?」など、悩んでしまい結局恋愛は後回しに…。
また、一人で色々悩んでいるけど、世間の目が気になって恋愛の悩みを人に相談できないと感じている方も多いでしょう。
そこでまず、なかなか聞けないシングルマザーの悩みや恋愛事情をまとめました。
再婚率は意外と高い
厚生労働省が行った「平成28年度 人口動態統計特殊報告 婚姻に関する統計」の調査では以下のことが分かりました。
項目 | 詳細 |
---|---|
夫妻とも再婚またはどちらか一方が再婚 | 170,181組 |
夫初婚・妻再婚 | 45,268組 |
夫妻とも再婚 | 61,325組 |
(参考:「厚生労働省「平成28年 人口動態統計特殊報告 『婚姻に関する統計』の概要」)
平成27年度に再婚したカップルはおよそ17万組。再婚同士が圧倒的多数かと思いきや、「初婚男性+バツイチ女性」のケースも4万組以上と、意外に多いことが分かりました。
総数 | 22.1% |
---|---|
19歳以下 | 40.0% |
20~24歳 | 36.8% |
25~29歳 | 34.7% |
30~34歳 | 29.2% |
35~39歳 | 20.3% |
40~44歳 | 14.0% |
45~49歳 | 13.0% |
50歳以上 | 10.8% |
総数で見ても約25〜20%の人が5年以内に再婚しています。
5人に1人は、離婚後に再婚できていることになりますね。20代や30代はもっと割合が高くなっていますので、2.5〜3人に1人は再婚している計算になります。
意外と多くの方が、離婚後早い段階で再婚していることが分かりました。離婚歴に関わらず、新しい恋愛を始めて未来を開拓することもできるんです。
ただ、この調査は全ての離婚者が対象なので、シングルマザーのみの再婚率となるともう少し低くなるかもしれません。
恋愛する時間がない
シングルマザーは、一人で子どもを養っていかなければなりません。
仕事にも全力で挑み、家に帰ってきても家事や育児と休む暇もなく動き続ける日々…。
時間があれば一人でゆっくり休みたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。
正直、デートする時間も、恋愛に一喜一憂する余裕もないのがシングルマザーの現状です。
世間の目が気になる
シングルマザーが新しい恋愛をすることに対する世間の目は、まだまだ温かいとは言えません。
「子どもが可哀想」「恋愛より子どもを優先にすべき」など、世の中には様々な意見がありますが、周りにどう思われるかが気になってしまうと、恋愛に積極的になれなくなってしまいます。
また、ママ自身も「再婚したら子どもが周りに何か言われるかも」「私が育てていかなきゃ」と責任を感じ、1人で育てる決心をする場合もあります。
シングルマザーの中で実際に出会いがあった人の口コミ
新しい恋愛を始めたいと思っているのは自分だけじゃない!
今や離婚歴がある女性の5人に1人が再婚しています。さらに、彼氏がいる場合も合わせれば「恋愛中」の方の割合はもっと高いということになります。
でも、次の恋愛を始めたシングルマザーは果たして楽しい恋愛ができているのでしょうか。
再婚した人の声
再婚して10年です。これまで家族内で大きなトラブルは1度もありませんでした。主人は初婚でしたが、離婚前からの知り合いなので、私に子どもがいることも分かっていて付き合いはじめました。子どもが気兼ねなく里帰りできる家が欲しかったので、早く再婚してよかったと思います。
(参考:「発言小町」)
私は初婚、妻がシングルマザーからの再婚です。約4年の交際期間を経て結婚しましたが、後悔はなくむしろ幸せです。息子(妻の連れ子)も以前より明るくなり、成績も上がりました。
(参考:「Yahoo知恵袋」)
幸せですが、それぞれ我慢や気を遣いながら歩んでいる感じでしょうか。子どもと夫の間で公平に取り持たないといけないと感じることもあります。
(参考:「発言小町」)
口コミを調べていて、すでに再婚した方はポジティブな発言が多いように感じました。
彼氏ができた人の声
長年お付き合いしている方がいます。同じ年で未婚、誠実で優しい方です。私がシングルマザーであることを理解した上で、彼のほうから交際を申し込んでくれました。子どもの気持ちを尊重し、週末のデートなどもまだしていません。これから先、ずっと1人ではさみしいと思っていたので、今はとても幸せです。
(参考:「発言小町」)
8歳下の彼と2年ほど交際しています。彼の母親から反対されていますが、彼自身が頑張って私や子どもを幸せにしようと心から愛してくれているのでお付き合いを続けています。シングルマザーが恋愛をするときはここが一番大事なんじゃないかと思います。
(参考:「発言小町」)
子どもがいることを知っていて交際を申し込んでいる男性が多いようです。交際中のシングルマザーは「子どもがいても自分を選んでくれた」という事実に、彼からの愛情を感じ幸せを実感している模様。
シングルマザーにおすすめの出会い方5選
とにかく忙しくて時間がないのがシングルマザー。日々、仕事や育児に追われ、恋愛を始める余裕がない方も多いのではないでしょうか。
趣味を楽しむ時間はないし、独身の男友達もほとんどいない…。出会いがないと悩むこともありますよね。
そんな多忙なシングルマザーにおすすめの出会い方のポイントは、効率の良さ。条件や性格など、だいたいのことを把握してから恋愛を始めると、失敗のリスクを減らすことができます。
マッチングアプリ
マッチングアプリでは、プロフィール欄を細かく設定できるので、シングルマザーであることを隠さず婚活することができます。
またスマホさえあれば始められるので、忙しいシングルマザーにおすすめ。
会う前にメッセージでやり取りできるので、その段階で合うかどうか判断することも可能。効率よく出会いを求めるならマッチングアプリが最強です。
婚活パーティー
婚活パーティーは、結婚前提の真剣な出会いを探している方におすすめです。
「年収500万円以上」「公務員限定」など参加するパーティーを事前に選ぶことで、ある程度出会う人を限定することができます。
また、1度に10~20人程度の方と出会えるので、出会いの数を増やしたいのであれば婚活パーティーがベストでしょう。
知人の紹介
知人の紹介では、最初から「自分に合いそうな人」を紹介してもらえる可能性が高いので、失敗が少ないパターンです。
紹介する人にもある程度責任があるので、明らかにおかしい人は紹介してきません。
お付き合いしてから「こんな人だとは思わなかった…」とがっかりする展開が少ないので、タイムロスを防げます。
結婚相談所
最初から自分の希望を提示できるので、条件の良い人との出会いもあり得るのが結婚相談所。子どもの将来を考え、婚活をしているママも少なくありませんよね。
また、結婚相談所はコーディネーターさんが、条件に合う人を見つけてきてくれるので、自分で探し回る手間がありません。
職場
職場での出会いは、自然な恋愛を求める方に向いています。
仕事っぷりや人柄なども知って、お互いに惹かれあってからお付き合いが始まるパターンが多く、最もリスクが少なく安心感のある出会い方と言えます。
資格があったり、派遣社員など職場環境を変えることに自由が利く仕事の場合は、男性が多い職場に転職するのも一つの手。
シングルマザーが婚活するときの3つの注意点
シングルマザーが婚活をする場合、気を付けたいポイントもあります。
いい出会いがあったのに、「こんなはずじゃなかった」なんていう結末になってしまうことも…。
子どもの気持ちを最優先にする
子どもの気持ちは一番気がかりなポイント。子どもが望んでいない場合、例えいい出会いがあってもその後上手くいかなくなる可能性が高いです。
「ママが遊びに出かけたらどう思うか」「新しいパパは欲しいか」など、恋愛を始める前に、子どもの気持ちをしっかり確認しておきましょう。
ただ、「パパは要らない」と言いながら、実際に彼に会ってみてお子さんの気持ちが変わる場合もありますし、中には「自分より先に子どもが気に入った人と交際に発展した」ケースも。
変な男に気を付ける
体目当てで言い寄ってくる男性もいるので注意しましょう。
独身女性に比べると、シングルマザーは男性から距離を持たれてしまうのも事実。だからこそ、「シングルマザーは男に飢えている」と勝手に思い込んでいる変な男もいます。
また、シングルマザーは時間がなく忙しい、そして恋愛にあまりのめりこまないので、遊び目的の男にとっては都合の良い相手。浮気相手や体目的で遊ばれてしまうリスクも…。
先に離婚歴を伝える
「騙された」なんてトラブルを招かないためにも、先に離婚歴を伝えておくのがベスト。
気になる彼が去っていってしまったらと考えると言い出せないこともあるでしょう。でも、そんなことも受け入れられない人なら、早めにお別れできてむしろラッキーです。
この先の人生、もっと大変なことや辛いことも起こるはず。そのたびに「こうなるはずじゃなかった」と言い訳をする器の小さい男かもしれません。
現在交際中や再婚済みのシングルマザーの口コミによると、子どもがいることを知っていて、相手側から交際を申し込まれたケースも少なくありません。
シングルマザーが恋愛を成就させる方法
独身時代と同じようにはいかないシングルマザーの婚活。悩むことやハードルの高さを感じることもあるでしょう。
でも、シングルマザーだからこそできる恋愛の形もあります。
前向きに生きる
シングルマザーだからと、気に病むことはありません。誰かに迷惑をかけているわけでもなく、1人2役で子育てをしているのですから、むしろ胸を張って良いのです。
離婚歴が気になる方もいるかもしれませんが、過去は過去。未来だけを見つめて、前向きに生きていきましょう。生き生きとしている女性は、人を引き付ける魅力的があります。
無理せず自分らしく
「おしゃれに見られたい」「家庭的だと思われたい」など、自分を良く見られたい気持ちは誰にでもあるもの。
でも、本当の自分とは違った一面をお相手に気に入られた場合、常に頑張っていなければならなくなります。
特にシングルマザーの場合、ただでさえ仕事や育児で忙しいのに、自分を偽っていてはさらに疲れが増してしまう可能性も。
子どもに会ってもらう
子どもは感情に素直。そして、本能的に「どんな人か」見極める力もあります。子どもが「なんかあの人嫌だ」なんて言っていたら要注意です。
お相手の些細な行動から「この人は自分を大事にしているか。ママを守ってくれるか」など敏感に感じ取っています。
友達や家族に会ってもらう
彼ができたら、自分の家族や友達に紹介しましょう。自分のことを良く知る人がベストです。自分では気付なかったことや、見ないようにしてきたことも指摘してもらうことができます。
それによって万が一、彼との間に問題が出てきたとしても、結婚する前に解決できるのでプラスになる場合もあります。
まとめ
シングルマザーだからと恋愛を諦める必要はありません。
離婚した人の再婚率は意外と高く、5人に1人が再婚できる時代。一生に1度の人生ですから、思いきり楽しみましょう。
育児や仕事に追われ、忙しい日々を送っているシングルマザーには効率よく出会える方法がおすすめ。
素敵な恋愛ができるよう、子どもとしっかり向き合いながら、自分のペースで恋愛を進めていけたら良いですね。