スマホ一つで何でもできる今の時代では、「出会い」でさえネットで簡単に見つけることができます。
ネットでの出会いは、手っ取り早く効率的。
でも、何が起きるか分からない大きなリスクもあるので、自分で責任を持ち注意しながら行う必要があります。
賢く使えば、素敵な出会いや良縁に巡り合うことができるので、ネットでの出会いの探し方や注意点を事前に確認しておきましょう。
Contents
ネットでの出会いのメリット・デメリット
「最近知り合いがマッチングアプリで出会った人と結婚した!」なんて人も少なくないでしょう。
一昔前なら「ネットでの出会い=出会い系だから危ない」イメージでしたが、今ではネットでの出会いに抵抗がない人がほとんど。
そんな、手軽で簡単なネットでの出会いには、メリットもあればデメリットもあります。
メリット
白馬の王子様と自然に出会うには途方もなく時間がかかりそう…。
そんな風に感じている現実的な女性は、ネットでの出会いを積極的に利用しています。
ネットで出会うことへのメリットは大きく分けて3つありますので、確認していきましょう!
効率が良い
ネットでの出会いの最大のメリットは、効率の良さ。
いつでもどこにいても知り合うことができ、出会いの数も無限大です。
まずはメッセージでやりとりするので、気が合わないと思えば早めに関係を終わらせることができます。
また、同時に複数の男性と連絡を取れるので、特定の相手と上手くいかなかった場合の無駄な時間を減らせるのも大きなメリットです。
条件を絞れる
「年収1000万円で、背が高くて、家事もできる男性と結婚したい…」など、夢を追いかけている女性も少なくないと思います。
でもそんなハイステータスな男性と自然に出会おうと思えば、正直なところ出会える可能性は非常に低いでしょう。
一方マッチングアプリでは、「年収」「年齢」「職業」「兄弟」など様々な条件を絞って検索することができます。
出会う前に、理想に近い相手かどうかを判断できるのは大きなメリットでしょう。
成婚率が高い
マッチングアプリや婚活サイトで知り合い、結婚に至ったカップルは意外と多く、「7.4%」となっています。
結婚相談所や婚活パーティーなど、他の出会い方に比べると突出して成婚率が高くなっています。
婚活サイト・アプリ | 7.4% |
---|---|
街コン・婚活パーティー | 2.9% |
結婚相談所 | 2.4% |
(参考:リクルートブライダル総研調べ「婚活実態調査2019」)
結婚相談所などに比べ、利用している人が多いことも、成婚率の高さに繋がっていると考えられます。
それだけ出会いの数が多いということでもあるので、真剣に「相手を見つけたい!」と思っている方には、ネットでの出会いがおすすめです。
デメリット
ネットで知り合った人と付き合ったり結婚したりしている人も多い一方、ネットでの出会いに不安を感じる人もいることでしょう。
ネットでの出会いには、デメリットも2つあります。
本当の情報かどうか分からない
マッチングアプリに載せる情報は、基本的に全て自分で入力します。
年齢確認が必要なサイトでは、免許証など本人確認書類の提出を行うこともありますが、年収や職業などの細かい情報は誰にも調べようがありません。
出会ってみて、「プロフィールと言っていることが違う」など嘘が発覚する可能性があります。
騙されたまま結婚することがないよう、気になることはどんどん質問してみましょう。
共通の知り合いが居ない
職場や友達の紹介で出会った場合では、必ず共通の知り合いがいるはず。
知り合いを通して相手の評判や噂話を聞けるので、付き合う前に彼の性格や人間性などをある程度判断できます。
また、友達や知り合いを誘ってみんなで遊びに行くこともできるので、楽しみが増えるメリットもあります。
でも、ネットで出会う場合は共通の知り合いがいないので、相手は完全に「未知の人」です。
ネットでの出会いに関する口コミ
ネットで出会い、付き合ったり結婚したりしたカップルは意外とたくさんいます。
芸能人でも、あいのりの桃さん(ブロガー)や、かまいたちの山内さん(お笑い芸人)などが、ネットで出会いその後結婚に至ったことを公言しています。
実際にネットで出会いがあった人は、どんなことを感じたのでしょうか。
成功例
まずは、ネットを通して良い出会いを見つけた人の口コミを紹介します。
「自分のタイプの人を選べること、メッセージの雰囲気で好みか判断できることにマッチングアプリのメリットを感じました。ただ、中には遊びの人も居るので見極める力は大事です。」(あいのり桃さん)
「福岡来てから友達いないから、マッチングアプリとやらをやってるんだけど、普通にまともな人と出会えますね。職場に出会いがないとかもはや関係なくなったなと思います。ITで世の中がよくなったなと痛感しました。」
(参考:「Twitter」)
失敗例
次に、ネットで出会った人と上手くいかなかったケースや、出会いに難しさを感じた人からの口コミです。
「マッチングアプリで出会った彼と付き合いましたが、実は本命の彼女がいたみたいで私は浮気相手でした…。」(女性、愛知県)
「アプリの良いところは若い子が多く、ラインを教えることに抵抗が無いことです。ただデメリットは、みんな写真を撮るのが上手すぎる。年齢層の色がよく出てるなと感じます。」
(参考:「Twitter」)
やはりアプリには、良い出会いも悪い出会いもある模様…。中には嘘つきや、盛るのが上手い人もいます。
ネットで出会った夫婦の離婚率は?
「ネットでの出会いは離婚率が低い!」という内容の記事が、米国科学アカデミー発行の機関紙『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載されました。
ネットでの出会いで結婚した19,131組のカップルを対象に、アメリカの会社が調査を行ったところ、離婚率が低いことが判明したのです。
アメリカ全土の離婚率が40〜50%だったのに対し、オンラインでの出会いから結婚したカップルの離婚率は7%に留まりました。
(参考:「Market Watch」)
これまで軽視されることもあったネットでの出会いですが、「ネットで出会った=別れやすい」というわけではないことが分かりました。
ネットでの出会いでだまされない方法や注意点
ネットでの出会いは、「危険なもの」から「時代の流れに合った合理的なもの」に変わりました。
メリットがたくさんあり、利用者も多いことから安心して使っている人もいることでしょう。
ただ、デメリットや口コミにも記載した通り、使い方を間違えれば危険は伴います。
写真の見抜き方
ネットで知り合い、実際に会ってみると「あれ…?写真と違う?!」なんてことも珍しくありません。
たくさんの人から気に入られたいとの想いから、写真写りの良いものを選んで載せる人は多いことでしょう。
写真と違う!というギャップを感じたくない場合は、正面から撮られているものを複数枚載せている人を選びましょう。
横顔や遠すぎる写真、猫や犬などペットをメインにした写真は、顔がしっかり写ってないので、会ったときに実物と違うと感じる可能性大。
メッセージの内容
最近は、まず会ってから判断したいと考える人も増えていますが、会うまでのタイミングがあまりに早すぎるのも要注意です。
挨拶もそこそこに「いつ会えますか?」「明日空いてませんか?」など、すぐに会いたがる男性は、体目的の場合もあります。
そもそもマナーや配慮に欠ける男性は、彼氏や夫としておすすめできません。
また、夜しか会えなかったり、土日はいつも用事があったりする男性は既婚者の可能性が高いです。
メッセージを何度かやり取りし、信用できそう!と思った人とだけ会いましょう。
肩書が良すぎる人は警戒する
年収1000万円以上あったり、医者だったり…好条件な男性がマッチングアプリに登録していることがあります。
でもハイスペックな男性は、本来なら女性に困ることは滅多にないはず。
そもそも高所得の独身男性自体、ほとんどいない世の中ですから、もしネットで出会いを求めている場合には余程の理由があるはずです。
もしくは、実際にはハイスペックではない男性が「女性から気に入られたい」との思いで嘘をついている可能性もあります。
食事に行く際の注意点
実際に会ってみようということになれば、まずは食事に行くのがスタンダード。
食事なら1時間程度で解散でき、話題に困ることもありません。
いいなと思っている男性に食事に誘われたら、最初のデートではランチに行くのがおすすめ。
昼間なら人目があるので、危険な目に遭う可能性は低いでしょう。
ネットで出会った相手に違和感を感じた時の対処法
ネットで出会った人に対して、なんとなく違和感を感じてしまうこともあるでしょう。
最初からピッタリ波長が合うことの方が珍しく、多少の緊張感は誰にでもあるものですが、もし「嫌な感じ」がしたらそれは危険な合図です。
悪い予感がする時は、あなたと彼は相性が悪いということを本能的に感じている証拠かもしれません。
絶対に住所は教えない
まず、大きなトラブルを避けるために、住所は教えないようにしましょう。
これは、相性の悪い人だけでなく誰にでも言えることですが、ご縁がなくなったときに大きなリスクになるからです。
会話の流れで「どこに住んでるの?」と聞かれても、大体の地域しか答えなくて大丈夫です。
また、実際会ってみることになり、送り迎えを頼みたい時もあるかも知れませんが、その場合は家から近くの公的な建物を指定しましょう。
ラインブロックの方法
ネットで出会った人と連絡をスムーズに行うために、ラインを交換することもあるでしょう。
でもその後、メッセージをやり取りしてみると「なんか違う」という思いが出てきてしまうことも…。
そんな時は、できればしっかり言葉で伝えて関係を終わらせたいところですが、それが難しいようならラインをブロックしましょう。
ラインをブロックするには、以下の手順で行うことができます。
- ブロックしたい相手とのトーク画面を開く
- 右上の三本の線をクリックする
- 「ブロック」をクリックする
以上です。とても簡単です。
ただ、いきなり連絡が途絶えさせると相手の感情を逆なでする可能性もあるので、ラインをブロックする前には一応お別れの言葉は伝えておきましょう。
ネットの出会い方を変える
ネットでの出会い方も色々です。
もし今出会った人達の中で、いいなと思える人が居ないのなら、出会い方を変えてみましょう。
マッチングアプリが1番有名な方法ですが、オンラインゲームやSNSにも出会いはあります。
先に紹介した、お笑いコンビ「かまいたち」の山内さんは、Instagramを通して今の奥様と知り合ったそうです。
まとめ
ネットでの出会いに抵抗がなく、マッチングアプリやSNSを通して素敵なご縁に巡り合っている人が増えています。
ただ、ネットでの出会いにはデメリットもありますので、不安を感じている人は少なくないでしょう。
ネットで変な人に引っかからないためには、相手を見極める力や、トラブルを避ける力を身に付けるしかありません。
今回紹介した方法も、ぜひ実践してみてください。
ネットでの出会いに上手く対応できるようになれば、良い人と出会えて結婚まで行き着く可能性も大きいです。
諦めずにチャレンジしていきましょう!
大学卒業後、幼稚園教諭として勤務。その後幼少期からの夢であった海外留学を経験すると同時に、フリーライターとして活動を開始。自身の経験を生かして「頑張る方を応援する記事作り」を目標に、日々ライティングに励んでいます。