教師との結婚はどう考える?離婚率の見方と暮らしの確認6項目

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教師との結婚はどう考える?離婚率の見方と暮らしの確認6項目

「教師と結婚すると忙しくて後悔するのか」「教員は離婚率が高いのか」と気になっても、職業名だけで二人の結婚生活を判断することはできません。旧記事にあった「教師は離婚率の高い職業」という断定は、今回確認した公的統計からは裏付けられませんでした。

一方で、仕事の時間や休日の過ごし方は、実際の生活に関わります。相手の勤務先や担当、雇用形態と、自分の仕事や希望を並べて考えることが大切です。ここでは主に学校の教員との結婚を考える人へ、統計の見方と、結婚前に話せる具体的な項目を整理します。

教員の離婚率は高い?職業別統計で分かる範囲を確認する

厚生労働省の令和2年度人口動態職業・産業別統計には、職業別の離婚件数や率が掲載されています。ただし、その概況で使われる「専門・技術職」は、教員だけの集計ではありません。

同統計の分類説明には、医師、弁護士、教員、研究員などが同じ大分類の例として示されています。この区分の数字をそのまま「教師の離婚率」に置き換えることはできません。

さらに、離婚件数、離婚した人の中での構成割合、人口に対する離婚率、配偶者のいる人口に対する率は、それぞれ意味が違います。同じ年の離婚件数を婚姻件数で割っても、その年に結婚した二人が将来離婚する確率にはなりません。

今回確認した概況は令和2年度の資料であり、現在の教員だけの離婚率や、自分たちの将来を示す数字として使うものではありません。「高いとも低いとも、この資料から教員だけについては言えない」という範囲で受け止められます。

旧記事にあった、忙しさや異性との接点から浮気や離婚へ結びつける説明も引き継ぎません。仕事で会う人の性別と、交際相手との約束を守るかどうかは別の問題です。

教師の仕事は、授業が終われば終わりとは限らない

教員の仕事には、授業のほか、準備、成績処理、会議、学校行事、保護者への対応などがあります。校種、担当、時期によって、生活に影響する業務は異なります。

文部科学省の令和4年度教員勤務実態調査・確定値の概要は、前回調査から在校等時間が減った一方、長時間勤務の教員が多い状況を示しています。対象の学校に勤務するフルタイムの常勤教員についての調査で、特定の相手の現在の帰宅時刻を示すものではありません。

この資料には、授業準備や学校行事、部活動など、業務ごとの時間も掲載されています。平均の時間だけを相手へ当てはめるより、「今の担当ではどの時期が忙しいか」「休日に仕事がある頻度はどのくらいか」を本人に聞く方が、暮らしを考える材料になります。

夏休みなどの長期休業も、そのまま教員の全期間の休暇とは考えないようにします。研修や担当業務、休暇を取りたい時期を確認し、自分の休みと合わせられるかを話せます。

年収や異動は、「教師だから安心」と一括りにしない

公立と私立、正規・任期のある勤務・非常勤などで条件は異なります。旧記事にあった男性平均530万円、定年前657万円といった数字は、出典や集計条件を確認できないため、今回の原稿では用いません。

結婚生活を考えるなら、平均年収を当てるより、本人の勤務条件と二人の家計を確認できます。収入の見通し、住居費、返済や固定費、休業や働き方の変更を希望する場合の見通しなどを、互いに必要な範囲で話す方法があります。

異動も「結婚すれば自宅から通える」「県外へは絶対に出ない」と保証しないようにします。本人の勤務先の人事や契約の条件を確認し、通勤が長くなった場合や住む場所を変える場合に、自分の仕事や生活をどう守るかを考えられます。

安定を望むこと自体は悪いことではありません。ただ、収入や勤務先に魅力を感じることと、その人が自分の希望を尊重するかは別に確認できます。

結婚前に話したい、暮らしの確認6項目

それぞれの仕事へ出かける前に、玄関で予定を話す二人

1. 忙しい時期と、二人の予定の組み方

定期試験、学期末、行事など、予定が立てにくい時期を聞いてみてください。自分にも繁忙期があれば、同じように伝えられます。

「いつも時間を作って」では難しい場合も、「今週は短く話す時間を取れるか」「行事後に休める日を一緒に決められるか」と具体的に相談できます。予定が崩れた際に、埋め合わせをどう考えるかも話せます。

2. 休日の仕事と、一人で過ごす時間

部活動や行事がある場合も、毎週同じとは限りません。頻度や予定の分かる時期を確認し、空いている時間をすべて二人で埋めるのではなく、休息も含めて考えられます。

趣味や友人との時間を持つことは、自分の楽しみとして選べます。ただし、寂しさを訴える自分が悪い、趣味で紛らわせなければ離婚になる、と考える必要はありません。二人で過ごしたいという希望も話してよいものです。

3. 家事・育児・家族のケアをどう分けるか

忙しい職業だからといって、家の仕事を相手にすべて任せてよいことにはなりません。教員ではない側も、働き、学び、休む時間が必要です。

例えば食事、洗濯、買い物、手続き、家族の通院などを書き出し、普段と繁忙期で誰が担うかを考える方法があります。手伝う側と任される側を固定せず、外部の支援を使う費用も含めて相談できます。

子どもを教える仕事であることから、自分の子育ての希望や得意不得意まで決まるわけでもありません。子どもを望むかどうか、どんな分担をしたいかは、本人たちの話題として確認してください。

4. 連絡が取れない時間と、困ったときの伝え方

勤務中にすぐ返信できない時間があるなら、どの時間帯なら確認しやすいか、急ぎの用件をどう伝えるかを話せます。返信の速さだけで愛情を判断しないことと、連絡がなくて困る状況を我慢することは分けて考えられます。

「今日は帰宅が遅くなると分かった時点で短く連絡がほしい」のように、生活上必要な情報を伝えられるかが具体的な確認になります。自分にも同じ条件があるなら、互いに守れる方法を探せます。

5. 写真や勤務先など、外へ出す情報の範囲

教師の配偶者だから私生活を隠すべき、外で手をつなぐべきではない、と一律に決める必要はありません。一方で、本人の写真、勤務先、位置情報などは、投稿前に合意を取れるかを話せます。

児童生徒や保護者の名前、写真、個別の事情など、相手の仕事に関する情報をSNSへ出さないことも大切です。学校の業務情報と、二人が公表してよい私生活の範囲を分けて考えてください。

6. 不満や疲れを、どちらも言えるか

「仕事で大変だから支えてあげなければ」と思う場面があっても、支援が一方向に続くと、自分の困り事を言いにくくなることがあります。休みたい、助けてほしいという希望を、自分も伝えられる関係かを確認できます。

例えば、帰宅直後は少し休んでから話す、週末に家事や予定を見直すなど、話す時間を工夫できます。相手が教員だから誠実、教える仕事だから家庭でも正しい、と評価を固定せず、実際に意見を聞き合えるかを見てください。

「教師との結婚はやめた方がいい?」と迷うとき

判断の材料は、職業への評判だけでなく、自分が困っていることと、相手がどう応じるかです。勤務の忙しさが不安なのか、家事の負担が偏っているのか、話を聞いてもらえないのかで、必要な対応は変わります。

忙しさを二人で調整する意思がある場合は、予定や分担を試して見直すことができます。一方で、職業や収入を理由に自分の希望を軽く扱われるなら、急いで結婚を決めず、何が合意できないのかを考える時間を取れます。

結婚を続けることだけを唯一の正解とせず、今は決めない、交際を見直すという選択もあります。「教師の妻・夫としてふさわしいか」より、自分も安心して暮らせるかを基準に考えてみてください。

仕事の条件以外にも迷いがあるなら、結婚したいか分からないときの整理も参考になります。職業の印象と、二人の生活の希望を分けるところから始められます。

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