結婚したい職業ランキングとともに、離婚率の高い職業ランキングにも上位に入る教師という職業。
一世一代の結婚ですから、離婚だけは避けたいと考える人も多いのではないでしょうか。
ここでは教師と結婚するメリット・デメリットを紹介するとともに、結婚生活を長く続けるための秘訣もシェアしていきますので、1つずつ詳しく見ていきましょう。
教師と結婚する為に仕事内容と年収を理解しておこう
今までお世話になってきた教師たちは、どんな仕事をしていたのでしょう?
授業に立つ姿やテストの採点や解答を行っていることはわかりますが、それ以外の仕事と聞くとパッと思いつかない人も多いはず。
教師の仕事内容
教師の主な仕事内容は、子どもに身に付けさせたいことの目標や評価方法を設定し、それに向かった授業をわかりやすく行うこと。
それにはまず教科書や他教材の資料をよく読み、授業の準備が必要となります。
定期的に行われるテストでは、子どもたちの学習レベルが明確にわかるようなテスト作成を心がけているよう。それに加えて、部活の顧問や文化祭・体育祭で活躍する教師も多いです。
教師の平均年収
教師の平均年収は、男性は530万円程度となっています。
年齢が上がるごとに昇給していくので、20代前半では300万円程度しかもらっていなかったのに、30代後半になると500万円をもらえるようになります。
定年前には平均年収が657万円を超え、さらにそこに年間賞与がプラスされます。
教師と結婚するメリット・デメリット
結婚したい職業ランキングで常にトップ5に入る教師。収入面や性格面で安心できる要素はたくさんありそうですよね。
しかしそれと同時に、不安要素も多くあるが事実。
実際、離婚率の高い職業にも名前が乗るほど多忙と言われている職業でもあります。
教師と結婚するメリット
自慢できる職業
教師という職業は、小さい子どもから大人まで誰でも知っている身近な職業。
公務員であり、どんな仕事内容かもほとんどの人は知っているために、安心・自慢できる職業です。
転勤も少なく、クラスを受け持つ担任や部活の顧問などの実績が重なると、学年主任を任せられるようになります。
給料が安定
人数の変動は多少あるとしても、毎年新入生が学校に入ってくるため、給料が急激に下がるということはないでしょう。
またボーナスも安定して入ってくるので金銭面では不安になることは少ないです。
相手に安定して欲しい人・将来的に金銭的な安心が欲しい人にはおすすめの職業ですよね。
公立校の正規教員であるなら、リストラを受けることがないので、定年退職まで安定して収入があります。
真面目で誠実な性格
教師をしている人は、小さい頃もしくは大学受験時に進路を決めるタイミングで教師になろうと決意をします。
そして4年間の大学生活を経て教員試験に受かった人だけが、教壇に立つことを許されます。
そのため多くの人は学校の社会に慣れていながらも、目標を見失わずに真面目に勉強してきたということ。
同じ目標に向かってまっすぐ進む姿は、想像するだけで惚れぼれしますよね。
教育・子育てに強い
日頃から生徒と向き合っている時間が多いため、子どもの面倒を見るときにそれが役立ちます。
勉強の仕方を直接教えたり、子どもの対応・扱いをわかっていたりと、子どもと向き合うことに関してはプロと言っても良いです。
教育やルールに関して厳しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、将来的に子どものことを考えると強い味方間違い無いでしょう。
県をまたぐ転勤がない
教師になるために受ける教員採用試験は、都道府県ごとに分かれた試験となっています。
ですので教師として働くための資格があると言っても、その試験を受けた各都道府県のみで勤務ができるということ。
もちろん県内での転勤はありますが、県外に出ることは一切ありません。
教師と結婚するデメリット
残業が多い
次の日の授業内容を確認したり、担任を請け負っている場合はそのクラスの生徒の提出物の確認や成績管理など、授業以外での仕事も山ほどあります。
その日のうちにやっておかなければ、次の日にしなければならない仕事が溜まってしまいます。
そうならないように毎日遅くまで残業をする教師が多いのです。
部活動での休日出勤が多い
部活の顧問をしている場合には、学校が休みである土日にも生徒の面倒を見なければいけません。
さらには大会間近になるとその練習量も増えるので、拘束時間が長くなるでしょう。
大会時には会場まで向かわなければなりませんし、夫婦だからと言って一緒についていく人は少ないはず。
多忙すぎるために、1週間2人の時間を取れないことも予想されます。
テスト・受験前後は忙しい
テストや受験前後にはさらに仕事量が増えます。
テストで出す問題を決めたりわかりやすい解説を考えたり、受験前には面接練習や小論文などの添削をしなければなりません。
常日頃から帰宅時間が遅ければ、その時期はもっと遅くなり家族との時間が減ってしまうのが目に見えます。
教師という仕事を理解していても、夫婦の時間がとれない日々が続くと不満へと変わってしまうでしょう。
教師と結婚するための心得6選
地元に根付いた職業でもあるため、教師としてその土地で働くということはそれなりに覚悟がいるということ。
その結婚相手ももちろん、教師という職業を理解した上で生徒やその親、またその地域の人のことを考えて行動していかなければいけません。
厳しそうに聞こえますが、ある程度意識するだけで彼とより良い関係を築けるのなら頑張れちゃいますよね!
精神的な支えになる
教師という仕事が、どれだけ多忙か理解できたと思います。
いくら仕事に慣れていると言っても、まだ未熟な子どもを相手に毎日過ごしているのですから、そのストレスも相当なものでしょう。
それを理解してあげられるのは相手となるあなたしかいません。
1番の理解者であり、1番の精神的な支えとなる存在になれば、あなたがいない人生は考えられなくなるでしょう。
疲れていても、それは相手も同じということを忘れずに余裕のある心で接してあげてください。
外でイチャイチャしない
結婚をすると自宅から通える範囲の勤務地になります。
当然生徒と通勤方法や時間がかぶったり、休日に出かける先も同じになったりするでしょう。
彼のことを好きという気持ちを抑えなければいけない、とまでは言いません。
しかし普通のカップルと同様に外でいちゃいちゃするのは、生徒やその親に目撃される場合があるので控えた方が良さそうです。
手を繋いでいるところを見ただけで、生徒の中では噂になってしまうでしょう。
そうならないためにも、触れ合うのは2人だけの空間でするというルールを作っておくことをおすすめします。
SNSには彼に関する情報を載せない
今ではSNSを数時間に1回、もしくは数分に1回チェックする時代。
仕事をしていればその休憩時間や仕事終わりに見るなど、時間や回数が制限されます。
しかし学校社会で気にしなければいけないのは、生徒の存在。
生徒なら授業の間に1時間に1回は必ず見る時間はあるでしょう。
そして噂の広がり方も尋常ではないはず。
1度SNSに載せて拡散されてしまうと、収拾のつかない事態に陥る可能性もあります。
あることやないことを言われるのはストレスになってしまいますよね。
彼の負担を減らすためにも、自慢したい気持ちを抑えてSNSに彼の情報を載せるのはやめると良いでしょう。
彼を頼りにする
生徒と向き合う時間が多い教師は、頼りにされる時間も多いということ。
きっと頼られている自分が好きという男性も多いのではないでしょうか。
生徒からだけでなく愛する女性からも頼りにされることで、彼の幸福度はさらに増していくでしょう。
負担を増やしたくないからと言って、自分でなんでもしてしまうような女性は彼からしたら可愛くは映らないです。
頼りすぎも良くはないですが、頼れるところは頼って自分でできるところは自分で行うなど、メリハリをつけて行動をすることで彼の信頼を得られるでしょう。
常に女磨きを忘れない
相手が教師で真面目や誠実な性格だからと言って、中身ばかりを見てくれているとは限りません。
彼も男ですし、人前に立つ職業上身なりを気にする人は多いでしょう。
いつまでも自分のために女磨きをする人を愛しく思うかもしれません。
中身も外見も磨くことで、飽きられることも少ないですし自分にも自信がつきます。
外出中に生徒や親に見られてもマイナスなことを言われないように、女磨きを忘れないようにしておきましょう。
堂々とする
外でいちゃいちゃしたり、SNSに彼の情報を載せることはおすすめしないと言ったりしましたが、身を隠せということではありません。
彼とお付き合いをしていることや結婚をしていることは隠す必要はないですし、デートをするなと言っているわけでもないです。
何かやましいことをしてない限りは、日常生活では堂々と過ごしましょう。
知り合いや生徒さんを見つけたら笑顔で挨拶をするなど、できることはたくさんあります。
堂々と接することで、生徒からの印象も教師である相手の印象も良くなること間違いなし!
結婚を羨ましがられるほどに、堂々とした姿を見せるようにしましょう。
教師と結婚生活を長く続かせる秘訣
せっかくのご縁があって結婚した相手。
いくら教師という仕事が忙しいと言っても、それは元々わかっていたはず……。
寂しさが原因で離婚に陥る事態だけは、どうしても避けたいですよね。
結婚生活を長く続けるためにすべき秘訣をシェアしていきます。
離婚率が高い現実を知ろう
教師という職業の離婚率が高いことをご存知でしょうか。
他でもたくさん述べているように、日々の残業や部活動などで学校にいる時間の方が多い教師との結婚は、プライベートの時間が少ないです。
それに加え、一緒に残業する相手が女性だったり年の近い生徒がいたりするならば、いくら出会いが少ないと言われる教師でさえ、多くの出会いがあるということになります。
教師の忙しさや浮気をできる環境があるために、離婚率が高いことを理解しておきましょう。
趣味や友達を増やそう
彼の仕事の忙しさを理解した上でも、必ず寂しい時間はやってきます。
そうなった時に自分1人で抱え込んでしまっては、ストレスが溜まるのは当然のこと。
そんな状況で結婚生活が長く続くはずがありません。
自分の寂しさが原因で離婚にならないように、趣味や友達を増やすことをおすすめします。
1人で家にいる時間が増えれば、それだけ彼への不満や寂しさが募るだけ。
できるだけ彼と同じ時間、外にでたり誰かと会話をしたりすることで寂しさを紛らわしましょう。
そうすることで自分も彼もストレスを減らすことができます。
まとめ
なかなか厳しい現実が待ち構えていそうですが、愛する彼と結婚を決めたのなら離婚だけは避けたいですよね。
日頃の意識や行動次第で、幸せな結婚生活を過ごせるかどうかが決まってきます。
教師と結婚するからには、多少なりとも覚悟や心得が必要になるのは分かっていただけたでしょう。
彼や自分の性格を理解した上で、折り合いをつけたりプライベートの時間を確保したりして、結婚生活が長く続いていく関係を築けていけたら良いですね。
フリーライター。大学卒業後、語学留学を経て派遣社員に。時間・お金・場所に捉われない自由な人生を歩むため、フリーランスへ。記事の質と同時に、SEOに強いライティング・納期厳守・迅速な対応を心がけています。