理学療法士との結婚はどんなイメージがあるでしょう?
「給料が良い」「専業主婦で暮らせる」そういった甘いイメージは、現実的に言うと難しいかもしれません……。
理学療法士と結婚するために、そのメリットやデメリットを紹介していきます。
さらに理学療法士と出会うきっかけや、結婚をするために必要なこともシェアしていくので、細かくみていきましょう。
理学療法士と結婚するイメージを膨らまそう
「理学療法士ってお給料良さそう!」「理学療法士と結婚したら裕福な生活が待ってる!」と期待を胸に理学療法士と出会いたい人、もしくはお付き合いされている人も多いでしょう。
しかしながら現実はそこまで甘いものではありません。
理学療法士と結婚するために必須な、理学療法士の仕事内容や年収を見ていきましょう。
理学療法士の仕事内容
理学療法士は、病気や怪我などによって身体機能が低下した患者に対して、理学療法を行う仕事を主にしています。
理学療法とは、基本的動作の機能の回復のため、治療体操や電気刺激、マッサージなどで施術することです。
ここで言う基本的動作とは、起き上がる・寝返りをする・歩く・立ち上がること。
これらの身体の回復が見られるまでに、1人1人と長く関わっていくことが多いので、その人の改善度合いを間近で見られる仕事と言えるでしょう。
意外な事実!理学療法士の年収
「理学療法士は給料が高い」「医学系の仕事だから裕福な生活をしている」というイメージがある人も多いのではないでしょうか?
実は理学療法士の平均年収は、300万円〜400万円と意外に低いという調査結果があります。
知り合いがいる方やお付き合いしている人が、意外と年収が高くないと知って驚いている人もいることでしょう。
理学療法士が給料が良いというイメージは一旦ここで捨てた方が良さそうです。
しかし全員が全員、年収が低いわけではありません。
理学療法士と結婚するメリット・デメリット
平均年収の低い仕事とわかりましたが、理学療法士との結婚は金銭面だけでないメリットがたくさんあります!
世間的なイメージも良いですし、理学療法士という名前だけで安心できる職業でもあるでしょう。
メリット
医療・介護の知識が豊富
理学療法士は理学療法だけでなく、医療や介護についての知識も持ち合わせています。
近年では介護疲れのために自ら命を絶ってしまう人が増えていて、高齢化社会であるので今後もその割合は増えていくかもしれません。
しかし医療や介護の知識が豊富であれば、高齢者の扱い方やストレス解消法もわかっているので、一般の人よりは介護疲れになる可能性は少ないでしょう。
周りで事故や怪我の生じる出来事ができたとしても、落ち着いて判断して行動できるので、安心感があります。
残業や夜勤が少ない
病院やリハビリ施設など、医療関係の一環としての職場であるため、診察時間が決められている機関ばかり。
理学療法士は、決められた時間に仕事をすれば良いので、他の仕事に比べると残業や夜勤が少ないことがわかります。
その分給料が低いことにも繋がりますが、勤務時間が決まっていれば副業にも時間を当てられますし、家庭の時間を増やして育児も積極的に参加できるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
日頃から患者さんの多くを占める高齢者を相手にして仕事をしているので、優しさやコミュニケーション能力があります。
どこが痛むのか、不調だと感じるのかなどをヒアリングしながらの療法となるので、聞き上手でもあります。
患者さんの話を聞くことが仕事とも言えるため、それが日常生活でも役立つでしょう。
上の空で話を聞かれるよりも、ちゃんと親身になって話を聞いてくれる男性が嬉しいですよね。
精神的に安定している
患者さんの中には「今まで当たり前にできていたことができなくなった」「頭ではわかっていても体がうまく動かない」と感じる人が多いです。
前向きに頑張れる人もいますが、中には声をあげて不満を言ったり怒ったりしてしまう人も。
そうなった患者さんと向き合うことはとても難しいこと。
理学療法士はその環境に慣れているため、普段通りのアドバイスができるのです。
患者さんと真摯に向き合い、気持ちを理解してあげることでこの職業は成り立つのでしょう。
精神的に安定していないととても耐えられない仕事ですよね。
誰にでもできることではないということを理解しましょう。
産休育休制度が整っている
女性の比率も多い仕事でもあるため、産休育休制度が整っている勤務先が増えてきています。
出産予定の2ヶ月前から産休に入れますし、その後も子どもがある程度大きくなるまでの育休が取れるでしょう。
それだけ病院や施設側は、女性の仕事ぶりに期待をしているということ。
自分でちゃんと子育てをしたいと考える人も、一度やめてからパートや非常勤として働くことも可能です。
産休や育休がきちんと整っているのならば、その制度を理解し活躍することで、仕事復帰も億劫にはならないでしょう。
誤解のないよう、産休を使う予定ができた時にしっかりと勤務先側と確認し、話し合っておくことをおすすめします。
デメリット
休日は研修会で潰れる
日々の残業や夜勤が少ない代わりに、休日は研修会や勉強会で潰れることが多い理学療法士の仕事。
家庭を優先して研修会に行かないことが増えると、上司に目をつけられたり昇給しなかったりするでしょう。
研修費もそれなりに高いので「行かなくて良い」と言いそうになりますが、業績や会社からの評価のためにグッと堪えましょう。
仕事を理解することも妻の努めです。
「休日なのに大変ね」「がんばってきてね」など、優しく相手を労わるような言葉を描けるように心がけましょう。
力仕事で疲れやすい
患者を支えるために体力が必要な仕事ですので、ストレスや疲れが溜まりやすい人が多いでしょう。
精神的に強くても、体が持たないようでは仕事は成り立ちません。
せっかくの休日も、その疲れを癒すために寝る時間が多かったり趣味の時間に費やしたりと、夫婦2人の時間が激減する可能性があります。
交際している場合は外に出ることが多いので分かりませんが、実際に同棲をしてみると彼の怠惰な生活を目の当たりにするかもしれないでしょう。
職場で優しい分、家では冷たい
職場では神経を使って優しい分、家にいる時は自分の素を出せる環境なので、冷たい印象を受ける場合があります。
いくら精神が安定していると言っても、それはあくまでも職場での話。
家という自分を取り繕うことをしなくて良い環境では、冷たくなってしまうかもしれません。
その上仕事で疲れているために言葉や態度にトゲがあることも想定できます。
彼の本性も含めて結婚前に知りたい人は、仕事が忙しい時に無理やりにでも時間を作って1度会ってみてはいかがでしょう。
プライドが高い
国家資格をとるために何時間も勉強に励み、自分の仕事に誇りを持っている理学療法士は、プライドが高い傾向にあります。
よく言えば、自分の決めたことは最後までやり遂げる力を持っているとも言えますが、結婚においてはそれがマイナスになることも。
こちらも同じようにプライドが高いようでは、夫婦生活が成り立ちません。
相手の仕事に対する価値観やプライドを持って仕事をしていることを理解し、接するようにしましょう。
理学療法士と結婚するには?
理学療法士と結婚するために、どうすれば良いのでしょう。
ここでは理学療法士と出会うきっかけと、交際してから結婚に至るまでに努力すべきことをいくつか紹介していきます。
理学療法士と出会うきっかけ
医療系の職場に勤める人と知り合う
理学療法士として働く人は、病院やリハビリ施設などに勤務しています。
そこにはもちろん、理学療法士だけでなく医者や看護師、医療事務のスタッフなどが一緒に仕事をする仲間もいます。
円滑に仕事を進めるためにも、コミュニケーションが必須な職場。
ですので友達に看護師や医療事務をやっている人がいたら、意外に理学療法士の連絡先を知っていたり知り合いがいたりする場合が多いのです。
そこから連絡先を交換しても良いですし、飲み会を開いて知り合うこともできるでしょう。
患者として出会う
自分が病気や怪我をした場合には、患者として理学療法士と接近する機会がもうけられます。
仕事中の理学療法士は「1人の女性」としてではなく「1人の患者」として向き合うので、恋愛に発展することは難しいかもしれません。
しかしリハビリ期間が終わり、理学療法を必要としなくなった時点で、患者という立場は終わり。
「まだ個別で指導を受けたい」「アドバイスを聞きたい」と言って、連絡先を交換できれば少なからず向こうにも好意があると思っても良いでしょう。
婚活サイトを活用しよう
「絶対に理学療法士と結婚したい」と、結婚の条件が決まっている人は婚活サイトを利用してみるのも1つの手です。
質の良い婚活サイトなら、理学療法士と嘘をついてプロフィールに書く人もいませんし、プラスアルファでより細かい結婚の条件に合う人と出会うことができます。
周りに紹介してもらえる友達や知り合いがいなかったり、病院にお世話になる予定がない人はにはおすすめでしょう。
理学療法士と結婚するためにすべきこと
仕事を理解する
結婚をするために、相手の仕事を理解することはとても重要なポイントです。
残業や夜勤が少ないからと言って、仕事での不満は少なからずあるでしょう。
プライドが高いこと、仕事を誇りに思っていることをまずは理解し、相手の仕事や相手自身に尊敬する気持ちを持ちましょう。
そうすれば相手も「結婚」という2文字を意識するのではないでしょうか。
癒しを与えられる存在になる
普段人と接して仕事をする中で、多かれ少なかれストレスを感じることはあるでしょう。
どんなに理学療法士という仕事が好きで毎日楽しくても、自分が気付いていないだけでストレスはすぐ近くに存在します。
その疲れやストレスを感じとり、話を聞いたりマッサージをしたりして相手を労わることで、必要不可欠な人になれること間違いないでしょう。
理学療法士との結婚を安定させるために必須なこと3選
理学療法士の平均年収や、結婚することのメリット・デメリットをみてきました。
年収が低いという心配は結婚を考える上でとても不安ですよね。
そんな理学療法士との結婚を安定させるために必須なことを3つ紹介していくので、見ていきましょう。
転職の道を考える
あまり昇給制度が整っていなかったり、役職につくまでの期間が長く感じたりする場合には、転職の道を考えると良いかもしれません。
病院先を変える転職や訪問介護に携わる職場に転職することで、年収が大きく変わってくることも予想されます。
求人サイトの中には、年収500万円以上のところや年間休日が120日以上の職場もあるので、今の職場に不安があるのなら活用してみるのも良いでしょう。
給料制ではなく歩合制の職場も存在するため、いきなり高年収を狙える可能性も出てきます。
専業主婦は諦める
理学療法士との結婚を安定させたいのならば、専業主婦の夢は諦めて、自分もパートや非常勤、派遣会社などで働く道を選びましょう。
相手が理学療法士ならコミュニケーションをとることが好きなので、今日あった日を楽しそうに話すあなたに余計に惹かれるかもしれません。
専業主婦だと毎日のイベントが少なく、会話もなかなか生まれにくいもの。
自分も頑張ることで、相手への尊敬度もより一層深まるので、より良い夫婦関係が築けるかもしれませんね。
自分が同職業なら勤務形態を変えてみる
同じ職場で出会った人なら、勤務形態を変えてみるのもおすすめ。
産休や育休から復帰した際に、いきなりフル勤務をしなくても、時差出勤などを利用して働いてみるのも良いでしょう。
仕事も育児も100%でやっていては、体も精神も持ちません。
少しでもゆとりのある生活を過ごすためにも、パートや非常勤、時差出勤を活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
理学療法士との結婚は、意外と良いイメージだけでないことが分かりましたね。
しかし考え方や働き方を少しでも変えるだけで、幸せな生活が待っていることは間違い無いでしょう。
イメージだけで判断するのだけでなく、相手柄や勤務先の条件などをしっかりと見定めてから結婚に進めると良いですね。
フリーライター。大学卒業後、語学留学を経て派遣社員に。時間・お金・場所に捉われない自由な人生を歩むため、フリーランスへ。記事の質と同時に、SEOに強いライティング・納期厳守・迅速な対応を心がけています。