相手の職業

国家公務員と結婚できたら幸せ?メリットや心構えを徹底解説

国家公務員との結婚には、リストラがなく安定した収入が貰えるなど、いいイメージがある方が多いのではないでしょうか。

家族から「できれば公務員と結婚して欲しい」と言われている女性もいるかもしれませんね。

ただ実際は、勝ち組に思える国家公務員との結婚でも良いことばかりではありません。

今回は、国家公務員と結婚するメリット・デメリットや、結婚した場合に受けられる恩恵について解説していきます。

国家公務員との出会い方や結婚できる女性の特徴も併せて確認していきましょう!

国家公務員と結婚するメリット・デメリット

国家公務員と結婚すると、リストラが無く安定した生活を送ることができるなど、メリットがたくさん。

国家公務員との結婚を望むのであれば、メリット・デメリットの両面を事前にしっかりと理解しておきましょう。

メリットが多いイメージがありますが、デメリットもありますよ。

国家公務員と結婚するメリット

まずは、国家公務員と結婚するメリットから。

大きく分けると以下の3つが挙げられます。

リストラがなく安定した収入がある

公務員には身分保証制度があるため、リストラされることはありません。

自分から退職しない限り、仕事が無くなることはないので安心して生活することができます。

また、国家公務員の平均月収は民間企業に勤めている人より高くなっています。

国家公務員 41万7,230円

(参考:総務省「平成30年度国家公務員給与実態調査結果等の概要」)

ボーナスを入れて合計すると、平均年収は637万円になります。

一方、民間会社の平均年収は以下の通りです。

民間企業 約436万円

(参考:国税庁「民間給与実態統計調査」)

国家公務員の方が民間企業の人より年収が約200万円も多いことが分かりました。

リストラがない上に年収も高いなんて大きなメリットですね!

福利厚生がしっかりしている

国家公務員には、手厚い福利厚生という魅力もあります。

結婚すれば「住宅手当」「扶養手当」など様々な手当を貰うことができます。

また、有給休暇や育児休暇など、気兼ねなく休みをとることができる環境です。

民間企業に比べると退職金も多くなっています。定年退職の場合、退職金の金額目安は以下のようになっています。

国家公務員 2,068万円
大企業 2,673万円
中小企業 1,381万円

(参考:内閣人事局「国家公務員退職手当実態調査 退職手当の支給状況 平成30年度退職者」)

(参考:e-Stat「平成30年労働条件総合調査 退職給付の支給実態」)

ただ民間企業の場合、会社によっては退職金制度がないところもあります。

国家公務員は確実に退職金が貰える上に、金額は大企業並みに2,000万円以上もらえるので、かなり手厚いと言えるのではないでしょうか。

社会的地位が高い

安定した職業なので、社会的信用度も高く、住宅購入時などのローンが組みやすいメリットもあります。

また、家族に彼氏を紹介する時には、「仕事が安定していない」「収入が低い」など不安要素があると、お付き合いや結婚を反対されることもありますよね。

でも相手が国家公務員なら、家族に相談した時にはむしろ喜ばれることでしょう。

親戚やご近所さん、友達などにも自慢してしまうかもしれませんね。

国家公務員と結婚するデメリット

次に、国家公務員と結婚する場合のデメリットについてです。

デメリットは大きく分けて、2つあります。

転勤がある

国家公務員の場合、勤務地は日本全国になります。

そのため、数年に1度の頻度で転勤があります。

同じ場所に戻ってこられる保証はないので、単身赴任ではなく家族揃って引越しをするケースが多いです。

子どもができた場合は、学校や友達関係など様々な問題が発生するので、できれば引っ越ししたくないと思うこともあるでしょう。

家を建てたい!と思っている人にとっては、計画通りのタイミングで家を建てられないデメリットもあります。

ストレスがたまりやすい

国家公務員の仕事は様々ありますが、どれも一般市民と関わることが多い仕事です。

時には理不尽なことで怒鳴られたり、危険な目に遭うことも…。

また、市民からの監視の目があるので、プライベートでも自由を感じられない人もいるでしょう。

国家公務員を目指す人は、真面目な性格の人が多そうなのでストレスを発散するのが苦手なのかも…?

国家公務員と結婚したら恩恵があるってホント?

国家公務員の雇い主は国家や国民と言われていますが、これ以上大きく、安定した雇い先はありません。

国家公務員と結婚したら、手当や補償など大きな恩恵があるのでは?と思っている方も多いことでしょう。

国家公務員と結婚した場合に受けられる手当や補償は、いくつかありますので確認していきましょう。

もし本当に恩恵があるなら、国家公務員と結婚したい気持ちが大きくなりますね!

結婚祝い金は多くが廃止に

日本にある健康保険制度は、国民健康保険や、全国健康保険協会(協会健保)などいくつか種類があり、職業・企業によって加入する保険が異なります。

国家公務員の場合は、国家公務員共済組合に入ることになります。

ただ残念ながら、国家公務員共済組合『共済のしおり』には、「結婚祝い金」に関する記載はありませんでした。

文部科学省共済組合や公立学校共済組合など、地方公務員が加入する一部の共済には「結婚手当金」がありますが、いずれも平成26年~27年に廃止されています。

今後は年金や退職金でさえもらえるか分からない時代なので、公務員が受けられる恩恵も少なくなっていくのかも知れませんね…。

結婚休暇はある

民間企業では、結婚休暇がない会社がほとんどでしょう。

その場合、新婚旅行や結婚式の際にも、病気や用事がある時のために用意されているはずの、有給休暇を使わなければなりません。

国家公務員の場合は、結婚休暇を5日間もらうことができます。

連続使用が原則なので、土日と合わせて1週間取得すれば海外への新婚旅行も可能です。

有休を使用しなくていいので、病欠や急な用事の時のことを心配をする必要がない、嬉しい制度です。

手当が手厚い

国家公務員には結婚することで、もらえるようになる手当がいくつかあります。

扶養手当 配偶者:6,500円、子:10,000円
住居手当 借家:最高28,000円、単身赴任:最高14,000円
単身赴任手当 月額30,000円~100,000円

また国家公務員には、地域手当や勤勉手当など様々な基本手当だけでなく、以下のような特殊業務ならではの手当もあります。

  • 爆発物取扱等作業手当:1日250円~2,600円
  • 航空手当:1時間1,200円~5,100円
  • 死刑執行手当:1回20,000円
  • 防疫等作業手当:290円~380円
  • 放射線取扱手当:1ヵ月7,000円
  • 災害高級作業手当:1日710円~1,080円

(参考:人事院「国家公務員の諸手当の概要」)

国家公務員は収入が安定している上に、たくさんの手当が付くので、好待遇だと言えるでしょう。

手当の多さを見ると、国家公務員との結婚は恵まれていると言われることにも納得です。

国家公務員ってどんな職業?

国家公務員と結婚したい!と思っていても、国家公務員の仕事について実際は良く知らないという方が多いのではないでしょうか。

国家公務員との結婚を望むのであれば、国家公務員の仕事内容や、地方公務員のと違いについて理解しておきましょう。

一言に国家公務員と言っても、色々な職業があります。

国家公務員の業種や特徴

国家公務員は、日本の国民のために働く仕事です。日本国憲法には「全体の奉仕者」と記載されています。

各省庁で働く人や、警察官、自衛官などのイメージがありますが、国家公務員の仕事はたくさんあります。

具体的な職業は、以下のようになります。

  • 法務省専門職員
  • 財務専門官
  • 国税専門官
  • 航空管制官
  • 裁判官
  • 検察官
  • 警察官
  • 入国審査官
  • 外交官
  • 国会議員
  • 自衛官
  • 海上保安官
  • 刑務官

など。良く知られている仕事が多いのではないでしょうか。どれも厳しくお堅いイメージがありますね。

簡単にできるようなものではなく、専門知識や技術が必要なものばかりです。

国家公務員に、真面目で高学歴な人が多いのも納得です。

地方公務員との違い

県庁や市役所など、各地域で働く公務員を地方公務員と言います。

地方公務員の場合勤務地は県や市など地方に限定されるので、引っ越しを伴う転勤が少ないのが国家公務員との大きな違いです。

仕事内容は、建築や土木などの技術職と事務職があります。どれも就業した地域に限定された仕事内容です。

国家公務員に比べると管轄している地域の規模が小さい分、仕事一つ一つにかかる責任も小さくなります。

そのため、地方公務員は国家公務員に比べると給料が低く設定されています。

国家公務員は、警察官や自衛官など特殊な業務が多い分給料が高めになっているようです。

国家公務員との出会い方

国家公務員は特殊な仕事が多いので、普通に生活していてもそう簡単に出会えるわけではありません。

それでも、しっかり婚活を行えば出会うこともできますよ。

国家公務員の仕事は、男性ばかりの職場も多いので、女性との出会いがなく困っている人もたくさんいます。

ここでは、国家公務員と出会えるおすすめの方法をご紹介します。

どれも実践しやすいものばかりなので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!

友人の紹介

国家公務員として働いている友人がいれば、知人の紹介を頼んでみましょう。

国家公務員と直接関りがない場合は、偏差値が高い有名大学に通っていた友人を頼ってみるのも一つの手。

国家公務員は高学歴の人も多いため、有名大学出身の人はどこかに繋がりがあるかもしれません。

友人の紹介であれば、事前に相手の人間性も分かるので失敗するメリットが少なく、安心感があります。

マッチングアプリ

マッチングアプリでは、プロフィールに職業や年収などを記入している人もいます。

公務員も意外とたくさん登録していますので、出会える可能性は高いです。

ただ、「公務員」と記載があっても地方公務員の場合もありますので、国家公務員を希望する場合は相手に確認を取るしかありません。

マッチングアプリなら、実際に合う前にメッセージのやり取りができるので、まずは気軽な気持ちで連絡を入れてみましょう。

結婚相談所

国家公務員には特殊な業務を行う人も多いため、プライバシーを重視する場合は結婚相談所を選ぶ傾向があります。

結婚相談所を利用する際は、登録料や年会費が5万円~10万円程かかりますので、真剣に結婚を考えている人しか登録しません。

結婚相談所なら情報漏洩を気にする心配がなく、真剣な交際を望む女性と出会えることから、効率の良さを感じるようです。

結婚相談所の高い年会費を惜しむことなく支払えるところにも、国家公務員の経済力の高さを感じますね。

婚活パーティー

女性との出会いが少ない自衛官や警察官などは、彼ら自身も出会いを求めているケースが少なくありません。

そのため、結婚相談所などが主催する婚活パーティーが定期的に開かれています。

1度にたくさんの国家公務員と知り合うことができるので、効率の良い婚活が可能です。

食事をしながら会話やゲームを楽しむといったカジュアルな雰囲気なので、気軽に参加することができますよ。

国家公務員と結婚するのはどんな女性?

運良く国家公務員と巡り会えたら、次は国家公務員を恋に落とすコツが気になるはず。

結婚まで辿り着くためには、「結婚相手に選ぶ女性の特徴」を事前に理解しておくことが大切です。

国家公務員の男性は、本来、出会いさえれば女性に困ることはありません。

そんなハイステータス男性から、「気に入ってもらえる女性」になれれば、国家公務員との結婚も夢ではなくなります。

結婚するときの心構えと併せて確認していきましょう!

国家公務員の妻になる女性の特徴

国家公務員と結婚できる女性には、以下のような特徴があります。

共働きができる

国家公務員の給料は比較的高いですが、平均年収は600万円程度となっていますので、住宅ローンがある場合や、子どもの人数が多く教育にお金がかかる場合には贅沢な暮らしはできないでしょう。

結婚相手の給料によっては、共働きが必要になる可能性は十分にあります。

専業主婦を目指す女性より、共働きにも前向きに応じられる女性の方が国家公務員との結婚に向いているでしょう。

細かいことを気にしない

国家公務員のデメリットでも触れましたが、仕事にストレスを感じている人は少なくありません。時にはそのストレスを家族に向けてしまうこともあるでしょう。

また、転勤がある場合は、新しい土地に慣れるまで自分自身も大変な思いをする可能性があります。

細かいことを気にしていたら、ストレスはどんどん溜まってしまいます。

どんなことでも笑い飛ばして乗り越えられるようなポジティブな女性は、国家公務員から結婚相手として選ばれやすいでしょう。

国家公務員と結婚する心構え

国家公務員と結婚するには、打たれ強さが必要です。

公務員の雇用主は、国家・国民です。国民の平和や秩序を守ることが、国家公務員の主な仕事内容とも言えます。

そのため、災害や震災が起きた時など大事な時こそ、家族ではなく国民(仕事)が優先になります。

有事の際に一人でも耐えられるような強い女性でなければ、国家公務員の妻は務まりません。

また、国家公務員の給料は税金から捻出されています。近所の住民やママ友から、心無い言葉をかけられることもあるでしょう。

国家公務員と結婚をする際には、メリットだけでなくデメリットもあることを理解し、覚悟を決めることが大事です。

国家公務員と結婚する女性には、「精神的な強さ」が必要不可欠ですね!

 まとめ

国家公務員は、特殊な業務が多いため給料の水準が高く、さらにリストラがないため非常に安定した職業と言えます。

国家公務員と結婚できれば、お金のを心配する必要のない、安定した生活を送ることができるでしょう。

結婚することで受けられる手当や結婚休暇があるのも、大きなメリットです。

国家公務員との結婚を望む場合は、出会い方や選ばれる女性の特徴を確認し、前向きに婚活にチャレンジしましょう。

この記事を書いた人
tomomi.NM

大学卒業後、幼稚園教諭として勤務。その後海外移住をきかっけに、フリーライターとして活動を開始。自身の経験を活かして「頑張る方を応援する記事作り」を目標に、日々ライティングに励んでいます。

RELATED POST