婚活をするに当たって、相手男性の年収が高いに越したことはありません。平均収入より二回り近く多い、年収700万円をボーダーとして婚活を進めたい女性は多いのではないでしょうか？
そこで今回は、年収700万円の男性と結婚するとどういった生活ができて、出会うにはどうすれば良いのか、また、年収700万円の男性と結婚できる可能性がどれくらいあるのかを解説していきます。
婚活で年収700万円を1つのボーダーにしている人は、ぜひ参考にしてください。
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年収700万円の人ってどれくらいいるの？
まずそもそも、年収700万円の男性がどれくらいいるのかを整理しましょう。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和元年の男性全体の平均収入は540万円です。ただこれは既婚者や50代～60代の高所得者も合わせた平均になるので、結婚適齢期の独身男性に限定すると少し高い数値になっているはずです。
厚生労働省、賃金構造基本統計調査の令和元年の年齢別労働者割合を見てみると、年収700万円台の男性の割合は25～29歳で0.1％。30～34歳で0.2％。35歳～39歳で0.9％となっています。
つまりは単純計算で25歳から34歳までの婚活市場には、1000人中1～2人しかいないことに。非常に狭き門なことがわかりますね。もし年収700万円をボーダーとして婚活を進めていくのであれば、まず出会うことが最初の関門となるでしょう。
年収700万円の男性と結婚した場合の生活レベル
次に、仮に年収700万円の男性と結婚すると、どういった生活ができるのかをまとめました。ここでは、女性の収入を計算せずに専業主婦になるケースで解説します。また前提として、年収700万円の場合手取りは月に40万前後、年収はおおよそ535万円程度になります。
住居
家賃の目安を月収の3分の1として考えると、当てられる費用はおおよそ13万円前後です。都内23区の1LDK～2LDKの家賃相場が10.9万円なので、特に家賃の高い新宿区、渋谷区、目黒区を避ければ自由に住む場所を決められます。
埼玉、千葉であればベッドタウンや市街地でも問題なく2LDK～3LDKの部屋に住めるでしょう。住む場所や家に関して特別困ることはなく、自由度はかなり高くなるはずです。
食費にかけられる費用
総務省の家計調査によると、2人以上の世帯で700万前後の1ヵ月の食費にかける額はおよそ8万円前後です。
30で割ると2666。1日で使える金額はおよそ2700円弱となります。品質の良い食材を使った料理が作れますし、ある程度きちんと自宅で食事を取れば毎週のように外食を楽しめます。
旅行
年収700万円あれば、年に数回の旅行は資金的には充分可能です。国内でも海外でも自由に行き先を選べて、宿泊先の宿は最高クラスの部屋が選べます。
専業主婦になれるかどうか
総務省の家計調査報告によると、2人以上の世帯での世帯収入は、およそ635万円です。つまり年収700万円かせぐ男性は、一般的な夫婦2人分の収入以上の額を稼いでいることになります。
そのため専業主婦としてやりくりしていくのも充分視野に入るでしょう。年収700万円ともなるとかなりの激務をこなしている人が多くなるので家計をやりくりしながら生活を支えて欲しいと考える男性が多いかもしれませんね。
子どもが生まれてからの生活
男性の年収が700万の場合、子どもが生まれてからも専業主婦を継続するのは可能です。しかし、裕福な生活ができるかというと微妙なところです。子どもがいると生活雑貨に習い事、学費や学資保険とかかる負担は大きく膨れ上がります。
きちんと計算した上で生活を続けなければならないので、想像以上に堅実な生活を強いられます。
年収700万円の男性と結婚するのは難しい！その理由とは
年収700万円の男性と結婚できれば生活は豊かで、きちんとやりくりすれば専業主婦も夢ではありません。しかし、年収700万円の男性との結婚は非常に難しいことを覚えておきましょう。理由を解説していきます。
数が圧倒的に少ない
前述した通り、結婚適齢期の独身男性で年収700万円を超えている人を探すとなると、数は非常に少なくなります。さらに身長やルックス、恋愛における気遣いやトーク力まで求めるとなると出会える確率は限りなく低くなってしまうでしょう。
仮に、条件付きの結婚相談所や婚活パーティに参加しても、周囲はライバルだらけ。そんな中で抜きんでた何かが無ければ、相手の結婚相手の候補となるのは難しくなります。
年齢層が上がる
年収700万円のボーダーを絶対に下げずに婚活を続けるのであれば、確実に年齢のボーダーラインを上げる必要があります。特別な職業や経営者でない限り、年収700万円を達成できるのは大手企業の部長クラスです。そうなると必然的に40半ば～50代が大半になります。
もし20代後半から30代半ばの中から探し続けるのであれば、出会えないまま長い月日が経ってしまうことも充分考えられるでしょう。
女性を見る目が厳しい
高年収の年収700万円の男性となると、女性を見る目は厳しくなります。ルックス、仕事、結婚観、人生観まで様々です。
専業主婦になって、余裕のある暮らしがしたいことを一身に考えて婚活しているとすぐに見抜かれてしまい、結婚相手の候補から外されてしまいます。なぜなら高収入の男性は、自立心のない女性を好まないためです。
価値観や理想の結婚生活が異なる場合が多い
女性は、長く同じ時間を共有し、たっぷりと恋人期間を味わいながらいずれは子どもを生んで育てたいと考えている人が大半でしょう。しかし、高収入の男性の場合は優先順位が大きく変わります。
優先順位は何よりも仕事が第一優先となり、次が自分の時間、最後が家族との時間です。もちろん人によっては異なりますが、仕事を第一に生きてきたからこそ高収入を得られているので、価値観が結婚で簡単に変わることはないでしょう。
もし出会って食事に行くまでに発展したとしても、理想の生活やイメージする結婚生活の相違によって結婚する気が失せてしまう人が多いかもしれません。
年収にこだわらずに結婚生活を充実させる方法は、世帯年収
年収700万円の男性と出会って結婚するのは、かなり難易度が高いことを紹介しました。もし年収700万円にボーダーを設定している理由が経済的に豊かな暮らしがしたいことが理由であれば、世帯年収を目安にして結婚後の経済を考えましょう。詳しく解説していきます。
世帯年収で考えると婚活が上手くいきやすい
年収700万円の男性と結婚を狙うよりも、自分が年収250～300万円を稼ぎ、パートナーの男性に年収400～450万円を稼いでもらって世帯年収を700万円にする方が現実的です。
そちらの方が達成するハードルは大きく下がる上、生活レベルに関しては年収700万円の男性と結婚するのと変わりません。
専業主婦を志望していたとしても、高年収の男性は経済的に自立していない女性を好みません。お金が目的で結婚した女性では仮に何かあってお金を失ったり、年収が大幅にダウンした時に離婚を申しだされるリスクがあるためです。
現在の年収ではなく将来性で考える
年収の高い男性と結婚して、豊かな暮らしがしたいのであれば現在の年収ではなく将来性も込みで考えましょう。
30～34歳男性の平均年収は、大企業で585万円。中企業で494万円。小企業で464万円です。全体の平均で見ると370万。30歳に絞って年収の中央値で見てみると、330万円前後となっています。（賃金構造基本統計調査より）
男性の年収の中央値が700万円に到達するのが50歳なので、30歳前半～半ばの男性に絞って考えると450～500万円を達成しているのであれば、将来年収700万円を達成する可能性は充分にあります。
また現時点で平均を超える年収だったとしても、勤労意欲があって同じ会社でコツコツ頑張り続ける気があるのか、仕事に対する考え方はどうなのかを聞いてみましょう。結婚を機に、家族との時間が取れて心労が少ない代わりに年収が上がりにくい会社に転職を考える男性もいるためです。
年収700万円の男性に選ばれるには
それでもどうしても年収700万円の条件が譲れない人に、選ばれるためのポイントをまとめました。
精神的にも経済的にも自立している
年収700万円の男性が結婚相手の女性に求めるものは、自立しているかどうかです。精神的に自立できておらず、仕事が忙しい場面で「さみしい」「構って欲しい」と言われてしまっては、男性にとってはストレスでしかありません。
特に年収700万円を達成している男性は仕事を最優先に行動する人が大半です。激務で疲れている時に甘えられても男性からすると残念に感じてしまいます。
また、男性が意外と見ているのが女性の経済力です。なぜならお金に目がくらんで寄ってきた女性と結婚してしまうと、将来男性側の経済的問題が起きた時に支えてもらえずに離婚を申し出されるリスクがあるからです。
なにかあった場合に稼ぐ能力を持った専門職であれば1つのアピールポイントになります。
家事と美貌
年収700万円の男性が次に重視するのが、ルックスと家事のスキルです。高年収の男性全てが容姿に優れた女性を好むわけではありません。しかし、多くの女性からアプローチを受ける高収入の男性がわざわざ容姿を磨いていない女性を選ぶ理由がありません。
太っている人は自己管理ができない、肌が荒れている人は食生活が乱れているなど、多くの人の中から1人を選ぶためには容姿の時点で見極めを行う必要があります。見た目が全てではないですが、中身をしっかりと見てもらうために自分磨きを行いましょう。
また、仕事が忙しい男性からすると家事がきちんとできるかは重要視するポイントの1つです。今後子どもが生まれて生活していく上で、栄養のためにきちんと食事を作れて、子どもの世話を見てくれそうかどうかを判断するためです。
笑顔で聞き上手
次に高収入男性が求めるものは、笑顔が多くて、聞き上手かどうかです。ストレスを抱えている時に笑顔で話を聞いてもらえると、男性は癒しを感じて気力が回復します。
自分の話ばかりで人の話を聞かないのでは、疲弊している男性がさらに疲れてしまい、嫌気がさしてしまいます。
前向きで頼りになる
年収700万円の男性は、常に前向きで頼りになる女性を好みます。パートナーとしてポジティブで前向きな気持ちにしてくれる人の方が成功しやすいと理解しているからです。
「いざという時に頼りになる」と思わせられれば、相手には強く印象を残せるはずです。
年収700円の男性と出会う方法
最後に、年収700万円の男性と出会う方法を紹介します。年収700万円の男性との出会いは希少なので、チャンスがあったら積極的にアピールしましょう。
結婚相談所
ハイクラス専門の結婚相談所に登録することで、年収700万円の男性と出会うチャンスが生まれます。登録料や月額の会費がかかりますが、条件を設定して希望を出すだけで条件に合った人、もしくは近い人を紹介してもらえます。
ただ、条件を細かく設定してしまうと該当する人が一切いなくなってしまうこともありえます。年収700万円を1つのボーダーラインにするのであれば、50代前半までを視野に入れて探しましょう。
条件付き婚活パーティ
年収700万円以上の条件が付いた婚活パーティに行くことで、出会えるチャンスは大きく上がります。ただ高収入限定の婚活パーティに行く場合、口コミを事前にチェックしておきましょう。
会場によっては経歴を詐称して低年収の人が冷やかしに来ていたり、既婚者が不倫目的で利用しているケースもあります。
条件が良い人は倍率が高く、カップリングできないと連絡先交換やその後の食事デートも難しくなります。
まとめ
今回は、年収700万円の男性がどれくらいいるのか、結婚するとどうなるのかを中心に解説し、出会い方や求められる女性像を紹介しました。
年収700万円で、30～35歳の年齢の人を探すのは非常に難しくなります。数が圧倒的に少なく、いたとしても結婚を考えているとは限らないためです。
条件に合う相手が見つからず疲弊しているのであれば、世帯年収700万円を目指しつつ価値観や居心地の良い男性を探すのがおすすめです。
